【新唐人2015年1月8日】山東省滕州市にある辰龍エネルギー集団の金達炭鉱労働者およそ千人が１日からストライキを起こし、５か月分の未払い賃金の支払いを要求しました。４日、地元警察は抗議する労働者らを暴力で追い払い、複数の労働者を逮捕しました。５日、炭鉱側は１か月分の給料を支払いました。
辰龍エネルギー集団傘下の金達炭鉱では５か月分の賃金と年末賞与が支払われておらず、医療保険と養老保険も何か月分も滞納していたため、労働者らは元日からストライキを起こしました。２日には市政府前に集まり、未払い賃金を要求。４日、警察は暴力で追い払い、５人を逮捕。労働者２人は殴られ、頭から流血し、病院へ運ばれました。
金達炭鉱職員 王さん
「炭鉱の2千人のうち、千人以上が抗議に行き、中間幹部も行きました。５日間抗議しました。武器を持った警察が２〜３百人来て、手当たり次第殴り、男女５人を逮捕しました」
５日、炭鉱側は１か月分の賃金を支払い、一部の労働者が仕事に復帰しました。
金達炭鉱職員 王さん
「1日からずっと出勤していません。今日から復帰です。全額ではなく、４か月分が未払いです。石炭まで売ったのに、給料はまだ支払われていません。トップが流用したのか、それとも横領しのか分かりません」
記者が金達炭鉱に電話したところ、何人かに転送された後、ある職員は掛け間違えを理由に記者の質問を回避しましたが、最終的にはストはすでに収束したと答え、電話をすぐ切りました。
2005年に設立された辰龍エネルギー集団は、山東省の重点企業です。傘下に複数の炭鉱があり、1万人近くの従業員を抱えています。2007年から５年連続で山東省企業の納税番付トップ100にランクインしています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/01/06/a1166781.html （中国語）
（翻訳/赤平 ナレーター佐藤/ 映像編集/李）
